法単語解説まとめたし

法律単語を辞書じゃなくて使う意味でまとめる。

訴えの変更

訴えの変更についてまとめます。

一度ちゃんと読むと比較的意味はわかりやすい方だと思います。

被告人が不利益を被らないようにという趣旨そのものが見て取れるので。

 

 

まずは要件について。

 

民事訴訟法143条

1項「原告は、請求の基礎に変更がない限り、口頭弁論の終結に至るまで、請求又は請求の原因を変更することが出来る。ただし、これにより著しく訴訟手続を遅滞させることとなるときは、この限りではない。」

 

つまり4つになります。

1.請求の基礎に変更がないこと。

2.訴訟手続を著しく遅滞させないこと。

3.口頭弁論の終結前。

4.新請求が他の裁判所の専門管轄に属さないこと。

 

 

また、訴えの変更自体は2種類を挙げることができます。

 

1.訴えの追加的変更

従来の請求の趣旨に新たな請求の追加→単純併合又は予備的併合

 

2.訴えの交換的変更

従来の請求の趣旨と新しい趣旨の交換→新訴の提起と訴えの却下の複合的形態

 

 

そして手続きについて。

143条2項「請求の変更は書面でしなければならない。」

 

143条3項「前項の書面は、相手方に送達しなければならない。」

 

 

・参考

最高裁判所昭和39年7月10日第2小法廷判決

(最高裁判所判決昭和39年度1093頁から1109頁)

 

最高裁判所判例解説昭和39年度260頁から267頁

 

民事訴訟判例百選第1版152頁(著:我妻学)

 

民事裁判入門 著:中野貞一郎 有斐閣